ラブラブ風
2004年5月19日またお坊さんと一緒に来た。
水曜は寺との会合でもあんのか?
お店には私のイヤーな客が来てて、それだけで憂鬱。
でもカウンターに座ってくれたから、正面から
顔を見られてちょっと嬉しい。
しばらくしたら、なぜか坊さん、私の客にからんでる。
からんでると言うより、すんごい気が合って楽しそう!
これはもう坊さんにおまかせして、私はケイとゆっくりしよう。
一応気は遣うけどね。仕事だし。
私から見て、そいつ、坊さん、ケイの順番に座ってて。
冷静に見比べてみて、そいつが急に気の毒になった。
私が水商売始めてすぐの頃から通ってきてる。
毎回何万も使って、でも食事に行ったのが2回くらいかな。
だって、どんなに頑張ってもらっても生理的にダメなの!
なんかだらしなくて、不衛生っぽくて。
性格もとにかく後ろ向きで、人の悪口しか言わないし、
その性格を直せよと再三言ってるけど、人はなかなか変わらない。
私は好きでもない男に触られるのがイヤなのに、
やめてよと泣いても髪をなでたり、腰を抱いたりする。
どんなにくどかれたって無理。
歳はケイと一緒かな。
こいつはこんなに頑張ってるのに(頑張り方を間違えてるけど)
大して金を使わない、妻子あるケイに負けてるんだもん。
そいつは坊さんにからまれすぎて、早々に退散した。
お金を払ってるケイ(なぜかいつも坊さんは払わない)に
腕を組んで寄りかかる。もうママしかいないしね。
ケイも別に振り払うわけでもないし、そのまま
私をもたれさせてくれてたので、甘えさせていただいた。
閉店後、ケイと坊さんは別れて帰った。
しばらくしたら、ケイだけ「両替して」と戻ってきたので
店の看板をしまうのを手伝ってもらって。
看板がある場所は道路からは結構死角になってて
このビルに立ち寄る人にしか見えない場所。
「やだ、もう。私はいっぱいいっぱいですよ」
「なんで〜?」
「だって電話もくれないじゃん」
「してるじゃん!本当に仕事が急に入って忙しいんだよ」
酔ってんのか、私。なんでこんな小娘みたいな愚痴を?
なんか情けなくなってきて、ケイに抱きつく。
「なんだよ、しっかりしろよ。酔ってんの?化粧落ちるよ」
「もういいよ、帰って寝るだけだもん」
でも一応化粧が流れた顔は見せまいと思って、顔はうつむいたまま。
「ちゃんと電話するから。しばらくしたら暇になるからさ。
泣かないでちゃんと仕事しなさい。仮にもチーママなんだから」
そう言って、私の肩にキスしてくれた。
そんなことするヤツだと思ってなかったから、こっちが驚いた!
「じゃあな、俺は帰るぞ。お前も早く寝ろ!」
いつもどおりの口調だけど、手は握っていてくれた。
誰のものでもいいじゃん。
私を一番に好きじゃなくてもいいじゃん。
私をこうやってかわいがってくれるなら、
他に何人女がいても平気だよ。
開き直ってそう思えるくらい、嬉しいことがいっぱいだった。
水曜は寺との会合でもあんのか?
お店には私のイヤーな客が来てて、それだけで憂鬱。
でもカウンターに座ってくれたから、正面から
顔を見られてちょっと嬉しい。
しばらくしたら、なぜか坊さん、私の客にからんでる。
からんでると言うより、すんごい気が合って楽しそう!
これはもう坊さんにおまかせして、私はケイとゆっくりしよう。
一応気は遣うけどね。仕事だし。
私から見て、そいつ、坊さん、ケイの順番に座ってて。
冷静に見比べてみて、そいつが急に気の毒になった。
私が水商売始めてすぐの頃から通ってきてる。
毎回何万も使って、でも食事に行ったのが2回くらいかな。
だって、どんなに頑張ってもらっても生理的にダメなの!
なんかだらしなくて、不衛生っぽくて。
性格もとにかく後ろ向きで、人の悪口しか言わないし、
その性格を直せよと再三言ってるけど、人はなかなか変わらない。
私は好きでもない男に触られるのがイヤなのに、
やめてよと泣いても髪をなでたり、腰を抱いたりする。
どんなにくどかれたって無理。
歳はケイと一緒かな。
こいつはこんなに頑張ってるのに(頑張り方を間違えてるけど)
大して金を使わない、妻子あるケイに負けてるんだもん。
そいつは坊さんにからまれすぎて、早々に退散した。
お金を払ってるケイ(なぜかいつも坊さんは払わない)に
腕を組んで寄りかかる。もうママしかいないしね。
ケイも別に振り払うわけでもないし、そのまま
私をもたれさせてくれてたので、甘えさせていただいた。
閉店後、ケイと坊さんは別れて帰った。
しばらくしたら、ケイだけ「両替して」と戻ってきたので
店の看板をしまうのを手伝ってもらって。
看板がある場所は道路からは結構死角になってて
このビルに立ち寄る人にしか見えない場所。
「やだ、もう。私はいっぱいいっぱいですよ」
「なんで〜?」
「だって電話もくれないじゃん」
「してるじゃん!本当に仕事が急に入って忙しいんだよ」
酔ってんのか、私。なんでこんな小娘みたいな愚痴を?
なんか情けなくなってきて、ケイに抱きつく。
「なんだよ、しっかりしろよ。酔ってんの?化粧落ちるよ」
「もういいよ、帰って寝るだけだもん」
でも一応化粧が流れた顔は見せまいと思って、顔はうつむいたまま。
「ちゃんと電話するから。しばらくしたら暇になるからさ。
泣かないでちゃんと仕事しなさい。仮にもチーママなんだから」
そう言って、私の肩にキスしてくれた。
そんなことするヤツだと思ってなかったから、こっちが驚いた!
「じゃあな、俺は帰るぞ。お前も早く寝ろ!」
いつもどおりの口調だけど、手は握っていてくれた。
誰のものでもいいじゃん。
私を一番に好きじゃなくてもいいじゃん。
私をこうやってかわいがってくれるなら、
他に何人女がいても平気だよ。
開き直ってそう思えるくらい、嬉しいことがいっぱいだった。
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残念
2004年5月6日夕方電話が。珍しい。
「今日は暇なの?」
暇じゃないです。
店をカレンダー通りに休みにして今日から営業です。
「何だよ、いきなり今日から仕事なの?頑張るね〜」
「しょうがないじゃん、人手不足だもん。店開けなきゃ」
「俺はずーーーーっと暇だった。この時期はそうなんだけど。
床擦れできそうなくらい寝て、今パチンコしてるとこ」
連休中、田舎に帰ってたからお土産があるよと言うと
「じゃあ後で行こうかなー。俺めちゃめちゃだけど。
ジャージで髭伸び放題だけど。
んー、パチンコ出たら顔出すわ」
・・・出なかったんですね。
珍しくずっと暇だったケイ。
その間、久々に田舎に帰ってた私。
うまくいかないなあ。ケイに休みがあることすら奇跡なのに。
「今日は暇なの?」
暇じゃないです。
店をカレンダー通りに休みにして今日から営業です。
「何だよ、いきなり今日から仕事なの?頑張るね〜」
「しょうがないじゃん、人手不足だもん。店開けなきゃ」
「俺はずーーーーっと暇だった。この時期はそうなんだけど。
床擦れできそうなくらい寝て、今パチンコしてるとこ」
連休中、田舎に帰ってたからお土産があるよと言うと
「じゃあ後で行こうかなー。俺めちゃめちゃだけど。
ジャージで髭伸び放題だけど。
んー、パチンコ出たら顔出すわ」
・・・出なかったんですね。
珍しくずっと暇だったケイ。
その間、久々に田舎に帰ってた私。
うまくいかないなあ。ケイに休みがあることすら奇跡なのに。
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デートっぽい?
2004年4月28日午後、メールあり。
『どうすんの?仕事ないけど』
やったー!お出かけできる!!
7時に駅前で待ち合わせして、お寿司屋さんへ。
こんな家族でよく来る店に女連れてきて平気なのか?
何考えてんだろう、こいつは。
また私はビールジョッキ半分でヘロヘロに。
「なんでそんなに弱いの?あんだけ俺のボトル飲むくせに。
もうねー、飲めないなら飲まないでください!
俺の酒も金ももったいないから!」
そういうこと言う客は多くてケチすぎてムカつくんだけど
なんで同じこと言ってるケイは面白いんだろう?
好きだからムカつかないんじゃなくて、
ムカつかないから好きになったんだろうな。
2時間飲んで、店を出る。
酔って車道に飛び出しそうな私の腕をケイが引っ張る。
その自然な動きに感動。
なんか今、愛されてるみたいだった!
そんなことで嬉しくってたまらない。
「俺歌いたいからカラオケね」
「私は扁桃腺腫れてるから無理!1曲も歌えないよ」
「俺、歌うから平気〜」なんだそりゃ。
でもあなたのお誕生日会なのでね、お好きに。
本当にヤツは歌った。2時間半リサイタル。
でも面白いの。「これ歌って」って言えば全部歌うから。
今まで私は音楽の趣味が偏りすぎてて、誰も私の好きな曲を
知らなくて、カラオケでつまんない思いをしてた。
店でも未だに『Get Along Together』なんですよ。
スナックの客っていうのは・・・・・・・
それを、ケイは私の要求どおりにこなしてくれる。
音楽の話。洋服の話。そういうのが合う人なんて久しぶり。
そして本当に1人で歌いまくってるところが面白すぎ。
バカで。
家まで送ってもらったら、「サッカー始まるから見てく」って。
ちょうどキックオフくらいの時間だったらしい。
普通に床で寝転んでる姿は、ここに来たのが2回目とは思えない。
まるで自分ち。私はその頭の方で「T」の字みたいにうつぶせになる。
だって酔ってて座ってられないんだもん。
すかさずケイが私の腰に頭を乗せてきた。
「いや〜重い〜。苦しい〜。私全然、楽じゃない〜」
「俺、楽だもん。ちょうどいい」
そうですか。嬉しいからそのままでいいです。
でもいかん。このままだと寝てしまう。
ゴソゴソ移動して、ファンヒーターの前に足を出す。
足が冷え切ってたので、なかなかあったまらない。
酔いのせいもあったけど、ちょっと面白いことしないとな、と思って
その冷たい足をケイの足の間に突っ込んでやった。
「何これ!氷?」
嫌がるかと思ったら気の毒がられてしまった。
しばらくそのままでまたテレビを見てた。
幸せで死にそう・・・(顔は普通にしてるけど)
「お姉さんおへそ見えてますよ〜」
ケイが私の腰を叩く。ひー!
「いつものことじゃん。店でも見えてるでしょ」
言い終わらないうちに羽交い絞めにされた。
「やらせろ!」ゲラゲラ笑いながら言う。
「いやだ!」素で抵抗する。
「なんでだよ!(笑)」
「緊張するからヤダ!」
名前呼ばないで〜!本当に緊張するから。いや、呼んで欲しいけど。
「シャツに化粧付いちゃうよ〜」
「じゃあ付かないようにじっとしててください」
・・・降参。
その間に私はあんたが好きなのよ、だから緊張すんの、
いつも緊張してんのよ、という説明をしたと思う。
で、ダンナと別れる気はないし、あんたの家庭を壊す気もないよ、と。
でも好きなの。好きだからどうしたいってことじゃないけど。
「いいんじゃないの?お互い家庭を大事にしてるとこが
いいってことで」
都合のいい関係。そういうことだ。意見の一致。
「私はこれからどうしたらいい?ただの飲み屋の女でいればいい?」
「最初から飲み屋の女と思ってないよ。じゃなきゃ連絡しないし」
いつもケイの言葉はあやふやだ。真意がわかんない。
それはちょっとは好意があるってことなの?
めちゃめちゃ愛されてるとは思えないけど。
「じゃ、今日はご馳走様でした!」
ケイがきちんと正座して言った。
は?何が?
あ、そうか、今日は私がご馳走したんだったな・・・
長い時間で忘れてた・・・・・
『どうすんの?仕事ないけど』
やったー!お出かけできる!!
7時に駅前で待ち合わせして、お寿司屋さんへ。
こんな家族でよく来る店に女連れてきて平気なのか?
何考えてんだろう、こいつは。
また私はビールジョッキ半分でヘロヘロに。
「なんでそんなに弱いの?あんだけ俺のボトル飲むくせに。
もうねー、飲めないなら飲まないでください!
俺の酒も金ももったいないから!」
そういうこと言う客は多くてケチすぎてムカつくんだけど
なんで同じこと言ってるケイは面白いんだろう?
好きだからムカつかないんじゃなくて、
ムカつかないから好きになったんだろうな。
2時間飲んで、店を出る。
酔って車道に飛び出しそうな私の腕をケイが引っ張る。
その自然な動きに感動。
なんか今、愛されてるみたいだった!
そんなことで嬉しくってたまらない。
「俺歌いたいからカラオケね」
「私は扁桃腺腫れてるから無理!1曲も歌えないよ」
「俺、歌うから平気〜」なんだそりゃ。
でもあなたのお誕生日会なのでね、お好きに。
本当にヤツは歌った。2時間半リサイタル。
でも面白いの。「これ歌って」って言えば全部歌うから。
今まで私は音楽の趣味が偏りすぎてて、誰も私の好きな曲を
知らなくて、カラオケでつまんない思いをしてた。
店でも未だに『Get Along Together』なんですよ。
スナックの客っていうのは・・・・・・・
それを、ケイは私の要求どおりにこなしてくれる。
音楽の話。洋服の話。そういうのが合う人なんて久しぶり。
そして本当に1人で歌いまくってるところが面白すぎ。
バカで。
家まで送ってもらったら、「サッカー始まるから見てく」って。
ちょうどキックオフくらいの時間だったらしい。
普通に床で寝転んでる姿は、ここに来たのが2回目とは思えない。
まるで自分ち。私はその頭の方で「T」の字みたいにうつぶせになる。
だって酔ってて座ってられないんだもん。
すかさずケイが私の腰に頭を乗せてきた。
「いや〜重い〜。苦しい〜。私全然、楽じゃない〜」
「俺、楽だもん。ちょうどいい」
そうですか。嬉しいからそのままでいいです。
でもいかん。このままだと寝てしまう。
ゴソゴソ移動して、ファンヒーターの前に足を出す。
足が冷え切ってたので、なかなかあったまらない。
酔いのせいもあったけど、ちょっと面白いことしないとな、と思って
その冷たい足をケイの足の間に突っ込んでやった。
「何これ!氷?」
嫌がるかと思ったら気の毒がられてしまった。
しばらくそのままでまたテレビを見てた。
幸せで死にそう・・・(顔は普通にしてるけど)
「お姉さんおへそ見えてますよ〜」
ケイが私の腰を叩く。ひー!
「いつものことじゃん。店でも見えてるでしょ」
言い終わらないうちに羽交い絞めにされた。
「やらせろ!」ゲラゲラ笑いながら言う。
「いやだ!」素で抵抗する。
「なんでだよ!(笑)」
「緊張するからヤダ!」
名前呼ばないで〜!本当に緊張するから。いや、呼んで欲しいけど。
「シャツに化粧付いちゃうよ〜」
「じゃあ付かないようにじっとしててください」
・・・降参。
その間に私はあんたが好きなのよ、だから緊張すんの、
いつも緊張してんのよ、という説明をしたと思う。
で、ダンナと別れる気はないし、あんたの家庭を壊す気もないよ、と。
でも好きなの。好きだからどうしたいってことじゃないけど。
「いいんじゃないの?お互い家庭を大事にしてるとこが
いいってことで」
都合のいい関係。そういうことだ。意見の一致。
「私はこれからどうしたらいい?ただの飲み屋の女でいればいい?」
「最初から飲み屋の女と思ってないよ。じゃなきゃ連絡しないし」
いつもケイの言葉はあやふやだ。真意がわかんない。
それはちょっとは好意があるってことなの?
めちゃめちゃ愛されてるとは思えないけど。
「じゃ、今日はご馳走様でした!」
ケイがきちんと正座して言った。
は?何が?
あ、そうか、今日は私がご馳走したんだったな・・・
長い時間で忘れてた・・・・・
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約束
2004年4月27日私の休みは突然決まる。
人手が足りなくて、みんなでシフトをギリギリに組むから。
明日、急遽休むことになった。
『明日はお仕事ですか?』
『今のとこフリー。なんで?』
『明日休みになったから、お誕生日会やりますか?』
『おう!一応仕事待って夕方連絡する』
・・・動悸が激しい。メールなのに。
お互いに誘うのに時間がかかるんだよね。
どっちもはっきり言えない性格なのか、
なかなか踏みこんだ話にならない。
今日は私、すっごく勇気出して頑張った!!
とりあえず、約束できたんだ〜。
明日がダメでも、今は嬉しい。
人手が足りなくて、みんなでシフトをギリギリに組むから。
明日、急遽休むことになった。
『明日はお仕事ですか?』
『今のとこフリー。なんで?』
『明日休みになったから、お誕生日会やりますか?』
『おう!一応仕事待って夕方連絡する』
・・・動悸が激しい。メールなのに。
お互いに誘うのに時間がかかるんだよね。
どっちもはっきり言えない性格なのか、
なかなか踏みこんだ話にならない。
今日は私、すっごく勇気出して頑張った!!
とりあえず、約束できたんだ〜。
明日がダメでも、今は嬉しい。
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ラーメン屋。
2004年4月21日22時来店。最近連絡なしが多い。
わー、私服だー。
私服で飲み歩くことなんてあるんだ。
今日で見たの2回目だけど、普通に若者の格好してて
安心する。すっごい変なセンスだったらガックリだもん。
服のセンスって結構重要なポイントなんだよね。
元洋服屋としては。
今まで好きな人でも、着てるものがやばかったら
そこはすごくイヤでも「中身が好きだから」って
我慢してたけど、ケイは違う。ああやばい。
嫌いになる要素がないです。
でもこのまえのぼったくり事件で、怒ってるかと思って
ビクビクしてたんだけど割と普通に楽しそう。
一緒に来たお坊さんが怖い話を始めたので
半泣きになってたら(坊主だけにリアル)
「こいつ、信じて泣くからやめて(笑)」
って止めてくれた。
いつものことだけど、坊さんのテンションが高くて
ゆっくり話もしてられないくらい大騒ぎ。
やっと坊さんがトイレに立ったので、2人きり。
「お前ねー。ひどいよ、この前の。今日は飲むなよ!」
笑ってるからほっとする。
「本当にすみません。でもね、ちょっと計算してみて?
もしかしたら合ってるかもでしょ・・・」
「合わないの!ダメ!もう飲んじゃ!!」
話の内容はすっごくきまずいんだけど、ケイが笑って
こっちを見てるから不謹慎にもドキドキしちゃって。
ケイは人の目を見て話すから、目をそらすのも悪いし。
暇だったので店を早終いにして、外に送り出す。
「どうすんの?これから俺たちはラーメン食ってくけど」
「片付けして帰るよ」
「店にタバコある?終わったら持ってきて」
初めて誘われたよ。アフターに。
ママが気をきかせて片付けをしないで行っていいよって。
ケイのタバコを持って、ラーメン屋に走る。
坊さんが席を空けてくれたので真ん中に座る。
ラーメン屋のカウンターは狭くて、接近しすぎて緊張。
・・・と、向かいに私の一番イヤな客発見!
店には来なかったけど、チラチラ私の方を伺ってて
今の話も聞いてるに違いない。
下手な会話したら、帰りにケイ、刺されるかも。
ダメだよケイ!大きな声で私を本名で呼んだら!!
ラーメンなんて食べる気になれなくて、コーラ飲んで退散。
あーん、せっかくゆっくり話ができると思ったのに〜!
タクシー乗り場で別れて、スゴスゴ帰るだけ。
わー、私服だー。
私服で飲み歩くことなんてあるんだ。
今日で見たの2回目だけど、普通に若者の格好してて
安心する。すっごい変なセンスだったらガックリだもん。
服のセンスって結構重要なポイントなんだよね。
元洋服屋としては。
今まで好きな人でも、着てるものがやばかったら
そこはすごくイヤでも「中身が好きだから」って
我慢してたけど、ケイは違う。ああやばい。
嫌いになる要素がないです。
でもこのまえのぼったくり事件で、怒ってるかと思って
ビクビクしてたんだけど割と普通に楽しそう。
一緒に来たお坊さんが怖い話を始めたので
半泣きになってたら(坊主だけにリアル)
「こいつ、信じて泣くからやめて(笑)」
って止めてくれた。
いつものことだけど、坊さんのテンションが高くて
ゆっくり話もしてられないくらい大騒ぎ。
やっと坊さんがトイレに立ったので、2人きり。
「お前ねー。ひどいよ、この前の。今日は飲むなよ!」
笑ってるからほっとする。
「本当にすみません。でもね、ちょっと計算してみて?
もしかしたら合ってるかもでしょ・・・」
「合わないの!ダメ!もう飲んじゃ!!」
話の内容はすっごくきまずいんだけど、ケイが笑って
こっちを見てるから不謹慎にもドキドキしちゃって。
ケイは人の目を見て話すから、目をそらすのも悪いし。
暇だったので店を早終いにして、外に送り出す。
「どうすんの?これから俺たちはラーメン食ってくけど」
「片付けして帰るよ」
「店にタバコある?終わったら持ってきて」
初めて誘われたよ。アフターに。
ママが気をきかせて片付けをしないで行っていいよって。
ケイのタバコを持って、ラーメン屋に走る。
坊さんが席を空けてくれたので真ん中に座る。
ラーメン屋のカウンターは狭くて、接近しすぎて緊張。
・・・と、向かいに私の一番イヤな客発見!
店には来なかったけど、チラチラ私の方を伺ってて
今の話も聞いてるに違いない。
下手な会話したら、帰りにケイ、刺されるかも。
ダメだよケイ!大きな声で私を本名で呼んだら!!
ラーメンなんて食べる気になれなくて、コーラ飲んで退散。
あーん、せっかくゆっくり話ができると思ったのに〜!
タクシー乗り場で別れて、スゴスゴ帰るだけ。
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お詫びと称して。
2004年4月16日早い時間にメールしてみた。
『お誕生日会、お店と他とどっちがいいの?』
『もちろん外でしょ?時間あんの?』
『私は休みあるもん。そっち次第だよ』
『俺もなんとかなる』
『じゃあ、先日のお詫びもかねてご馳走するわ』
嬉しい。またお出かけできそう。
『お誕生日会、お店と他とどっちがいいの?』
『もちろん外でしょ?時間あんの?』
『私は休みあるもん。そっち次第だよ』
『俺もなんとかなる』
『じゃあ、先日のお詫びもかねてご馳走するわ』
嬉しい。またお出かけできそう。
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ぼったくりバー
2004年4月13日『ぼったくり野郎〜 高すぎですよ〜』
朝イチのメールがこれ。
?????
よく覚えてないぞ。
詳細の確認とれました。
どうやら私は最後にケイたちのお会計をするのに
嫌な客にするように、伝票に上乗せしたらしい。
確かに、ケイには金を使ってもらいたくないけど
ケイだけを特別に安くするわけにもいかないし、
飲むのは飲んで、普通の金額で出さないととは思った。
それを気にしすぎてやりすぎちゃったか・・・
一応焦って「チャージと、あれとこれと」って金額の
説明をしたけど、
『それでも計算合いません!!』って・・・
あーあ、何やってんだろ。
せっかく来てくれたのに、恩を仇で返すというか。
ごめんよ。
朝イチのメールがこれ。
?????
よく覚えてないぞ。
詳細の確認とれました。
どうやら私は最後にケイたちのお会計をするのに
嫌な客にするように、伝票に上乗せしたらしい。
確かに、ケイには金を使ってもらいたくないけど
ケイだけを特別に安くするわけにもいかないし、
飲むのは飲んで、普通の金額で出さないととは思った。
それを気にしすぎてやりすぎちゃったか・・・
一応焦って「チャージと、あれとこれと」って金額の
説明をしたけど、
『それでも計算合いません!!』って・・・
あーあ、何やってんだろ。
せっかく来てくれたのに、恩を仇で返すというか。
ごめんよ。
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心配性?
2004年4月12日月曜日は割りと混む。
週の初めから飲む人なんていなそうなのに、
なぜか盛況なんだよね、毎週。
でも普通の平日くらいの入りだったんだけど。
ジュンとメールし合うくらいの時間はあって、
『今日ケイさんと一緒に仕事だったんだよ。
これから電車で帰るところ』って。
その後他愛もないやりとりをしてたら、お客が入ってきた。
『今、ケイが来たんだけど!』
『よかったじゃん。俺も行きたかったなー』
ああ、緊張する。昨日あんだけ弱いとこを見せただけに。
別の仕事仲間と二人だったけど、ボックスに座ったので
私も普通にケイの隣に座った。
「ジュンさん、今日は帰ったんすか?」
「彼女に断られたんだろ」
「でもいいっすね〜。青春ですね!
ケイさんは青春ネタはないんすか?」
「ないね!!」
私の前でそういう話は・・・
でもケイがお店の中で隠してくれるのは嬉しい。
これで「こいつだよ!」なんて自慢げに言われたら
営業妨害だもん。そういうくだらない男でなくてよかった。
昨日の今日だけど、ケイは普通。今までと変わらない。
もう飲めないって言って、ウーロン茶しか飲んでないけど。
そのかわり、私が飲んだ。
仕事しているという立場上、ボトルを空けないといけない。
必死で飲んだ。
ケイは「俺が飲んでないのに、お前が飲むな!」って言うけど。
何もしらないお仲間は
「姉さん、強そうっすよねー。顔が酒豪だもん」
横からケイが
「こいつ、全然飲めないから飲まさなくていい!
ビールジョッキで半分飲めないんだぜ?」
・・・お仕事だったら飲むもん。
さすがにボトルを1人で空けたら酔ったけど。
ケイのその「こいつの事なら知ってるぜ」っていう
口ぶりが嬉しくてたまらないんだけど。
ケイのネクタイが蝶々結びになってるよ。
女子高生みたいだ。何これ。
「お前がやったんだろ〜」覚えてない。
直さないでお茶飲んでるあんたもあんただ。
「へこんでんじゃねえよ!心配するだろ!」
ケイが笑ったから、急に申し訳なくなった。
「私はねー、あんたに金を使わせたいわけじゃないんだよ?
別に、うまく駆け引きして営業してるわけじゃないよ」
「知ってるっつーの!」
わかってくれててありがたいです。
ママには朝(っていうのは開店前)報告してた。
昨日、ケイが心配して電話くれたんだよ、と。
「あいつ、あんたが心配で様子見に来たんでしょ?
酒も全然飲まなかったし。いい男じゃん。大事にしなよ」
そうなのかな、やっぱ。
週の初めから飲む人なんていなそうなのに、
なぜか盛況なんだよね、毎週。
でも普通の平日くらいの入りだったんだけど。
ジュンとメールし合うくらいの時間はあって、
『今日ケイさんと一緒に仕事だったんだよ。
これから電車で帰るところ』って。
その後他愛もないやりとりをしてたら、お客が入ってきた。
『今、ケイが来たんだけど!』
『よかったじゃん。俺も行きたかったなー』
ああ、緊張する。昨日あんだけ弱いとこを見せただけに。
別の仕事仲間と二人だったけど、ボックスに座ったので
私も普通にケイの隣に座った。
「ジュンさん、今日は帰ったんすか?」
「彼女に断られたんだろ」
「でもいいっすね〜。青春ですね!
ケイさんは青春ネタはないんすか?」
「ないね!!」
私の前でそういう話は・・・
でもケイがお店の中で隠してくれるのは嬉しい。
これで「こいつだよ!」なんて自慢げに言われたら
営業妨害だもん。そういうくだらない男でなくてよかった。
昨日の今日だけど、ケイは普通。今までと変わらない。
もう飲めないって言って、ウーロン茶しか飲んでないけど。
そのかわり、私が飲んだ。
仕事しているという立場上、ボトルを空けないといけない。
必死で飲んだ。
ケイは「俺が飲んでないのに、お前が飲むな!」って言うけど。
何もしらないお仲間は
「姉さん、強そうっすよねー。顔が酒豪だもん」
横からケイが
「こいつ、全然飲めないから飲まさなくていい!
ビールジョッキで半分飲めないんだぜ?」
・・・お仕事だったら飲むもん。
さすがにボトルを1人で空けたら酔ったけど。
ケイのその「こいつの事なら知ってるぜ」っていう
口ぶりが嬉しくてたまらないんだけど。
ケイのネクタイが蝶々結びになってるよ。
女子高生みたいだ。何これ。
「お前がやったんだろ〜」覚えてない。
直さないでお茶飲んでるあんたもあんただ。
「へこんでんじゃねえよ!心配するだろ!」
ケイが笑ったから、急に申し訳なくなった。
「私はねー、あんたに金を使わせたいわけじゃないんだよ?
別に、うまく駆け引きして営業してるわけじゃないよ」
「知ってるっつーの!」
わかってくれててありがたいです。
ママには朝(っていうのは開店前)報告してた。
昨日、ケイが心配して電話くれたんだよ、と。
「あいつ、あんたが心配で様子見に来たんでしょ?
酒も全然飲まなかったし。いい男じゃん。大事にしなよ」
そうなのかな、やっぱ。
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お説教
2004年4月11日日曜日は寂しい。
仕事も休みで、でも子供たちは来ないし。
ダンナからまた暗ーいメールが来たので、
一人なのに相当落ち込んで。
怖くてたまらなくなって、へこんでるんだよ、と
ケイにメールした。
しばらくしたら、電話。
「お前の悩みは何なんだよ?」
なんか心配してる声。
いつもならヘラヘラ笑って、大したことじゃないよと
強がることもできるんだろうけど、今日はそんな元気ない。
力ない声しか出なくって、どうにも取り繕えない。
「弱ってんなー。お前の悩みっつったら家のことだろ?
しょうがないじゃん。なるようにしかならないよ。
今はまだマシって思えよ。お前には仕事ができんだろ。
それでメシ食えるんだから、まだ大丈夫だよ」
うん。そう思う。私は世界で一番不幸なわけじゃない。
辛いけど、もっと辛い人なんてたくさんいる。
ケイは色んな人の死を見てきて、もっともっと
辛い人はいっぱいいるって私に言う。
私がこのままのたれ死ぬことは逆に難しいくらい。
ちょっと落ち着いた。
ケイと話すと妙に納得させられて、気持ちが軽くなる。
30分後、また電話があった。
さっきまで飲んでて、店を抜けて電話してたから、と。
そんなにひどい声出してたのかな、私。
心配かけてすみません。
「お前はさ、グズグズ考えすぎるんだよ。
ちょっとしたことで暗い方へ暗いほうへ考えるだろ?
俺もそうだからさ、似てるんだよ。
でも俺は暗くなってるの、わかんないだろ?
お前はわかりすぎんの!だから心配すんの!」
電話を切って、ああ、本当に私はこいつが好きだな、と思った。
私のことを一番に大事に思ってるわけではないのに
こうやって心配してくれる。
多分誰に対してもそうなんだ。
周りの人間を気遣えるとこが、やっぱ好き。
頼っちゃいけない。
本当は泣き言なんか言いたくない。
いつもゲラゲラ笑ってる関係でいたかったけど、
でももうとっくにケイが私の支えになっちゃってる。
仕事も休みで、でも子供たちは来ないし。
ダンナからまた暗ーいメールが来たので、
一人なのに相当落ち込んで。
怖くてたまらなくなって、へこんでるんだよ、と
ケイにメールした。
しばらくしたら、電話。
「お前の悩みは何なんだよ?」
なんか心配してる声。
いつもならヘラヘラ笑って、大したことじゃないよと
強がることもできるんだろうけど、今日はそんな元気ない。
力ない声しか出なくって、どうにも取り繕えない。
「弱ってんなー。お前の悩みっつったら家のことだろ?
しょうがないじゃん。なるようにしかならないよ。
今はまだマシって思えよ。お前には仕事ができんだろ。
それでメシ食えるんだから、まだ大丈夫だよ」
うん。そう思う。私は世界で一番不幸なわけじゃない。
辛いけど、もっと辛い人なんてたくさんいる。
ケイは色んな人の死を見てきて、もっともっと
辛い人はいっぱいいるって私に言う。
私がこのままのたれ死ぬことは逆に難しいくらい。
ちょっと落ち着いた。
ケイと話すと妙に納得させられて、気持ちが軽くなる。
30分後、また電話があった。
さっきまで飲んでて、店を抜けて電話してたから、と。
そんなにひどい声出してたのかな、私。
心配かけてすみません。
「お前はさ、グズグズ考えすぎるんだよ。
ちょっとしたことで暗い方へ暗いほうへ考えるだろ?
俺もそうだからさ、似てるんだよ。
でも俺は暗くなってるの、わかんないだろ?
お前はわかりすぎんの!だから心配すんの!」
電話を切って、ああ、本当に私はこいつが好きだな、と思った。
私のことを一番に大事に思ってるわけではないのに
こうやって心配してくれる。
多分誰に対してもそうなんだ。
周りの人間を気遣えるとこが、やっぱ好き。
頼っちゃいけない。
本当は泣き言なんか言いたくない。
いつもゲラゲラ笑ってる関係でいたかったけど、
でももうとっくにケイが私の支えになっちゃってる。
誕生日・・・だった。
2004年4月5日暇だったから電話してみた。
しばらく話して
「俺、今日誕生日なんだよ」って。
嘘!知らなかった。聞いたこともなかったけど。
営業上聞かなきゃと思ってたのに、遅かったー。
「何だよ、知っててかけてきたんじゃないのかよ?」
「知らなかったんだよ〜。初耳だもん。
じゃあ今日はおうちでケーキなのね。おめでとうございます」
「ああ、もうおっさんだけどねー」
「じゃあ、ゆっくりパーティーしてください。
今度おごるわ」
かなりショック。知らなかった自分が。聞かなかった自分が。
「ママ〜。ケイ、今日が誕生日だった・・・・」
「うっそ!!土曜日来てたんだからお祝いできたのに。
しょうがない、今度来たら何かしようよ」
そうなんだけど・・・店的にはそれでいいんだけど・・・
自分が許せないー!!
まあ、私の誕生日の時は、奴らも知らずに偶然飲みに来て
お店の混雑と大量の花束を見て「何これ?」って
驚いてたんだけど。
で、おめでとうでもなく
「やばいねー。ファンの集いかよ、今日は」なんて
言ってたくらいですからね。お互い様ですか。
遅ればせながら、はぴばーすでーです。
しばらく話して
「俺、今日誕生日なんだよ」って。
嘘!知らなかった。聞いたこともなかったけど。
営業上聞かなきゃと思ってたのに、遅かったー。
「何だよ、知っててかけてきたんじゃないのかよ?」
「知らなかったんだよ〜。初耳だもん。
じゃあ今日はおうちでケーキなのね。おめでとうございます」
「ああ、もうおっさんだけどねー」
「じゃあ、ゆっくりパーティーしてください。
今度おごるわ」
かなりショック。知らなかった自分が。聞かなかった自分が。
「ママ〜。ケイ、今日が誕生日だった・・・・」
「うっそ!!土曜日来てたんだからお祝いできたのに。
しょうがない、今度来たら何かしようよ」
そうなんだけど・・・店的にはそれでいいんだけど・・・
自分が許せないー!!
まあ、私の誕生日の時は、奴らも知らずに偶然飲みに来て
お店の混雑と大量の花束を見て「何これ?」って
驚いてたんだけど。
で、おめでとうでもなく
「やばいねー。ファンの集いかよ、今日は」なんて
言ってたくらいですからね。お互い様ですか。
遅ればせながら、はぴばーすでーです。
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ママバレ。
2004年4月4日店を閉めて、2階のバーに飲みに行った。
ママも相当酔ってる。
「あんたさー、アタシに隠してることがあるでしょ?」
やばい。やっぱりこの人には見透かされてる。
「な、何のこと?」ごまかそうと思ってもしどろもどろ。
「あんた男がいるんでしょ!葬儀屋でしょ!」
あちゃー。もうだめだ。観念して話そう。
「うん・・・ケイなんだけど・・・」
「はあ?おーさん(もう1人の葬儀屋)じゃないの?
嘘!!私、ケイじゃないと思ってた。
って言うか、ケイであって欲しくなかった!」
ママの話によると、私が酔っ払って自分で
ママの彼氏に話したんだそうです。
で、葬儀屋だってとこまで話してたんだって。
「私は最初っからケイなんだけど、みんな勘違いしてるみたい。
おーさんには悪いけどカモフラージュにちょうどいいかなって」
「もう、絶対ケイじゃないって確信してたのに。
確かに、昨日ケイがあんたを本名で呼んでたのは知ってるけど。
おーさんならよかった・・・おーさんなら結婚してないし。
どうすんの?ケイは。ヨメはどうするんだって?」
「いや、別に真剣に付き合ってるわけじゃないと思うから。
そんな深刻な話はしたことないよ。
私が勝手に好きなだけ。」
ママが心配するのも無理はない。
何年も付き合って、私の性格を知ってて、
私を大事に大事にしてくれるママ。
ごめんね、今まで黙ってて。
でもなんか肩の荷が下りた。
今まで誰にも相談できなくて、すごく辛かったから。
これからはできるだけ報告します。
ママも相当酔ってる。
「あんたさー、アタシに隠してることがあるでしょ?」
やばい。やっぱりこの人には見透かされてる。
「な、何のこと?」ごまかそうと思ってもしどろもどろ。
「あんた男がいるんでしょ!葬儀屋でしょ!」
あちゃー。もうだめだ。観念して話そう。
「うん・・・ケイなんだけど・・・」
「はあ?おーさん(もう1人の葬儀屋)じゃないの?
嘘!!私、ケイじゃないと思ってた。
って言うか、ケイであって欲しくなかった!」
ママの話によると、私が酔っ払って自分で
ママの彼氏に話したんだそうです。
で、葬儀屋だってとこまで話してたんだって。
「私は最初っからケイなんだけど、みんな勘違いしてるみたい。
おーさんには悪いけどカモフラージュにちょうどいいかなって」
「もう、絶対ケイじゃないって確信してたのに。
確かに、昨日ケイがあんたを本名で呼んでたのは知ってるけど。
おーさんならよかった・・・おーさんなら結婚してないし。
どうすんの?ケイは。ヨメはどうするんだって?」
「いや、別に真剣に付き合ってるわけじゃないと思うから。
そんな深刻な話はしたことないよ。
私が勝手に好きなだけ。」
ママが心配するのも無理はない。
何年も付き合って、私の性格を知ってて、
私を大事に大事にしてくれるママ。
ごめんね、今まで黙ってて。
でもなんか肩の荷が下りた。
今まで誰にも相談できなくて、すごく辛かったから。
これからはできるだけ報告します。
源氏名のこと。
2004年4月3日「るか」を源氏名とします。
本名とは全然関係ないんだけど、水商売を始めた時に
付けてもらって、そのまま8年くらい使ってる名前。
年甲斐もないくらい可愛い名前なんだけど、今更変えるわけにも
いかないし、私はこの名前が気に入ってる。
覚えたての仕事で、いつまでも慣れなくて
お酒も接客も苦手で。
でも私がこの世界で必死に頑張ってやってきた証みたいなもん?
この名前があれば私は頑張れる。
だからずっと大事にしたい名前。
本名は「チイ」です。
知ってる客もいるし、知らない客もいる。
ケイにはすぐにバレた。
酔っ払ったお店の女の子がうっかり喋っちゃったから。
それからケイは私を本名でしか呼ばない。
「ママ」(母親としての)としか呼ばれてない最近、
本名で私を呼ぶのはケイだけだ。
他の知ってる客には呼ぶのを許してないし。
ジュンが店に来てて「ケイさんも来ると思うよ」と。
昨日来たし、2日連続では来ないんじゃないの?と思う。
と思ったら来ました。初私服で。
「喪服以外持ってたんだ!」とみんなにからかわれてる。
ああ、普通にかっこいい。ちょっとときめく。
野球を見に行った帰りなんだそうな。
(球場に喪服では行かないわな)
夕方から飲んでるから、結構酔ってる。
会話の途中でふと気が付き、できたばかりの名刺を渡す。
今まで作ってなくて、一応義理で渡そうかなと。
「だーかーらー。るかって誰だよ!いねえよ、そんな女!
俺はチイしか知らん!こんな知らない女の名刺は返す!」
って、本当に突っ返されてしまいました・・・
いいじゃん、店ではこの名前なんだし。
って言うか店で本名を言わないでくださいよ。
他の子のことはちゃんと源氏名で、しかも敬称つけて
呼んでるくせに、なんで私だけ本名で呼び捨て?
複雑な心境です。
本名とは全然関係ないんだけど、水商売を始めた時に
付けてもらって、そのまま8年くらい使ってる名前。
年甲斐もないくらい可愛い名前なんだけど、今更変えるわけにも
いかないし、私はこの名前が気に入ってる。
覚えたての仕事で、いつまでも慣れなくて
お酒も接客も苦手で。
でも私がこの世界で必死に頑張ってやってきた証みたいなもん?
この名前があれば私は頑張れる。
だからずっと大事にしたい名前。
本名は「チイ」です。
知ってる客もいるし、知らない客もいる。
ケイにはすぐにバレた。
酔っ払ったお店の女の子がうっかり喋っちゃったから。
それからケイは私を本名でしか呼ばない。
「ママ」(母親としての)としか呼ばれてない最近、
本名で私を呼ぶのはケイだけだ。
他の知ってる客には呼ぶのを許してないし。
ジュンが店に来てて「ケイさんも来ると思うよ」と。
昨日来たし、2日連続では来ないんじゃないの?と思う。
と思ったら来ました。初私服で。
「喪服以外持ってたんだ!」とみんなにからかわれてる。
ああ、普通にかっこいい。ちょっとときめく。
野球を見に行った帰りなんだそうな。
(球場に喪服では行かないわな)
夕方から飲んでるから、結構酔ってる。
会話の途中でふと気が付き、できたばかりの名刺を渡す。
今まで作ってなくて、一応義理で渡そうかなと。
「だーかーらー。るかって誰だよ!いねえよ、そんな女!
俺はチイしか知らん!こんな知らない女の名刺は返す!」
って、本当に突っ返されてしまいました・・・
いいじゃん、店ではこの名前なんだし。
って言うか店で本名を言わないでくださいよ。
他の子のことはちゃんと源氏名で、しかも敬称つけて
呼んでるくせに、なんで私だけ本名で呼び捨て?
複雑な心境です。
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お1人様ご来店
2004年4月2日12時近くなって電話。
「お客は何人ですか〜?混んでたらヤダ〜」
実は結構混んでた。金曜日だから当たり前。
「うーん、普通に入ってますよ」
「だーかーらー、何人だって?ゆっくり飲めんの?」
相当酔っ払ってるご様子。
「普通の金曜日くらいです!」
「混んでんじゃん。俺は2千円しかないけどね〜」
「それ、座るだけで足りないから。あんた何やってんの?
何がしたいのよ?」
「お金ないけどー。お前は何やってんの?」
・・・仕事してるに決まってんでしょ!!
3月は一度も会ってないんだよ。
お店の一周年記念のチーママ襲名披露にも顔出してないし。
何がしたくて電話してきてんだ、お前は!
「冷やかしの電話はやめてくださいね、忙しいんで!
来るつもりなの?一体何なの?」
「あはは〜。行こうかなー。でも混んでるでしょ〜」
キレた。
「もういいよ、来なくて!別に呼んでないし!帰れ!」
返事も聞かないでぶっち切ってやりました。
来ました。
ベロベロなんだけど、怒られて一瞬目が覚めたか。
「接待でキャバクラのはしごして来たんだよ〜」
カウンターの上にキャバ嬢の名刺を並べて説明し始めた。
ああ、ムカつく。誰だ、この失敬な男は。
「それはそれは、若い姉ちゃんとお楽しみでよかったですね。
そのまま寝た方がいい夢見れたんじゃないの?」
「結構かわいい子も多かったんだけどさー。
これ、全部捨てて!」
「なんでよ?携帯の番号書いてあるじゃん」
「いらねえよ!お前が捨てろ!」
わけわかんないよ、酔っ払いめ。
一応私に気を遣ってるんですか?
しかも飲んでるのはウーロン100%。
「ここは喫茶店じゃないんだよ!」ってママにも叱られてる。
なんか面白くなってきた。
癖の悪い飲み方をする客は多いけど、かっこ悪い飲み方で言えば
あんたがこの店一番だよ。
もう帰ると言うので、精算してみてまた文句。
「何だよ、このチャージっつうのは?
お前にチャージ、お前がチャージだよ!」
やばい、バカすぎてツボを直撃です。
チャージ論議を繰り返してたら、仕事の電話が入った。
電話しながら、突然すんごい真面目な顔で出て行く。
精一杯でしょ、それ。
「お客は何人ですか〜?混んでたらヤダ〜」
実は結構混んでた。金曜日だから当たり前。
「うーん、普通に入ってますよ」
「だーかーらー、何人だって?ゆっくり飲めんの?」
相当酔っ払ってるご様子。
「普通の金曜日くらいです!」
「混んでんじゃん。俺は2千円しかないけどね〜」
「それ、座るだけで足りないから。あんた何やってんの?
何がしたいのよ?」
「お金ないけどー。お前は何やってんの?」
・・・仕事してるに決まってんでしょ!!
3月は一度も会ってないんだよ。
お店の一周年記念のチーママ襲名披露にも顔出してないし。
何がしたくて電話してきてんだ、お前は!
「冷やかしの電話はやめてくださいね、忙しいんで!
来るつもりなの?一体何なの?」
「あはは〜。行こうかなー。でも混んでるでしょ〜」
キレた。
「もういいよ、来なくて!別に呼んでないし!帰れ!」
返事も聞かないでぶっち切ってやりました。
来ました。
ベロベロなんだけど、怒られて一瞬目が覚めたか。
「接待でキャバクラのはしごして来たんだよ〜」
カウンターの上にキャバ嬢の名刺を並べて説明し始めた。
ああ、ムカつく。誰だ、この失敬な男は。
「それはそれは、若い姉ちゃんとお楽しみでよかったですね。
そのまま寝た方がいい夢見れたんじゃないの?」
「結構かわいい子も多かったんだけどさー。
これ、全部捨てて!」
「なんでよ?携帯の番号書いてあるじゃん」
「いらねえよ!お前が捨てろ!」
わけわかんないよ、酔っ払いめ。
一応私に気を遣ってるんですか?
しかも飲んでるのはウーロン100%。
「ここは喫茶店じゃないんだよ!」ってママにも叱られてる。
なんか面白くなってきた。
癖の悪い飲み方をする客は多いけど、かっこ悪い飲み方で言えば
あんたがこの店一番だよ。
もう帰ると言うので、精算してみてまた文句。
「何だよ、このチャージっつうのは?
お前にチャージ、お前がチャージだよ!」
やばい、バカすぎてツボを直撃です。
チャージ論議を繰り返してたら、仕事の電話が入った。
電話しながら、突然すんごい真面目な顔で出て行く。
精一杯でしょ、それ。
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越谷?
2004年3月13日ホワイトデー前日なので、お店はかなり混んだ。
深夜の電話は「行けなくてごめんね」か
「これから行くよ」かだと思ったのに。
「ここはどこなんだよ〜?」
何言ってるんですか。
「いやー、接待で飲んでたんだけど、ここがわかんない。
ここはどこなんだよ?俺はどこなんだよ?」
日本語もおかしいですよ。
「お前、早く迎えに来い!助けて〜」
居場所がわかんないんでね。助けてあげられません。
「えーとね、多分ここは越谷。越谷!」
怪しすぎる・・・酔いすぎだっつの。
面白いから許す。
深夜の電話は「行けなくてごめんね」か
「これから行くよ」かだと思ったのに。
「ここはどこなんだよ〜?」
何言ってるんですか。
「いやー、接待で飲んでたんだけど、ここがわかんない。
ここはどこなんだよ?俺はどこなんだよ?」
日本語もおかしいですよ。
「お前、早く迎えに来い!助けて〜」
居場所がわかんないんでね。助けてあげられません。
「えーとね、多分ここは越谷。越谷!」
怪しすぎる・・・酔いすぎだっつの。
面白いから許す。
秘密。
2004年3月1日いきなり秘密の関係になっちゃったわけです。
今まで私は誰にもケイを好きだと言ったことはないし、
多分みんな驚きすぎるだろう。
客に別の葬儀屋がいて、私は表面上そっちとの方が仲がいい。
怪しまれるならそいつだろう。
なのにケイ。
私の中では当たり前だけど、誰にもばれないように
努力してきたからなー。
自分でもこんなことになって驚いてるんだけど。
何しろケイが私を女だと思ってたってことがビックリだ。
飲みながら色々話して、家族のこととか。
じゃあうちで飲み直すかってことになって。
家に帰ってなだめてもらってたんだよな。
酔ってはいたけど、記憶はある。
覚えてないんじゃなくて、その不思議な状況に
「なんで?なんで?なんで?」ってなってただけ。
1回やって捨てられちゃうのかな。
もうお店にも来なくなるのかな。
お客なんてそんなもの。だから客とは寝ちゃダメ。
これで終わりになるのがつらい。
何もなければずっと友達みたいにしていられたのに。
『今日はちゃんと仕事行ったよ。あの時間はしんどいわ』
・・・・・
1回で捨てられたんじゃない様子。
今まで私は誰にもケイを好きだと言ったことはないし、
多分みんな驚きすぎるだろう。
客に別の葬儀屋がいて、私は表面上そっちとの方が仲がいい。
怪しまれるならそいつだろう。
なのにケイ。
私の中では当たり前だけど、誰にもばれないように
努力してきたからなー。
自分でもこんなことになって驚いてるんだけど。
何しろケイが私を女だと思ってたってことがビックリだ。
飲みながら色々話して、家族のこととか。
じゃあうちで飲み直すかってことになって。
家に帰ってなだめてもらってたんだよな。
酔ってはいたけど、記憶はある。
覚えてないんじゃなくて、その不思議な状況に
「なんで?なんで?なんで?」ってなってただけ。
1回やって捨てられちゃうのかな。
もうお店にも来なくなるのかな。
お客なんてそんなもの。だから客とは寝ちゃダメ。
これで終わりになるのがつらい。
何もなければずっと友達みたいにしていられたのに。
『今日はちゃんと仕事行ったよ。あの時間はしんどいわ』
・・・・・
1回で捨てられたんじゃない様子。
なんで?
2004年2月29日夕方メールが来ました。
『今日は休みだよね?』
・・・いいかげん定休日覚えて。
『はいよ。今日はおうちでごはんですか?』
・・・今、何食べるか考えてるとこ。
『俺は1人で飲むとこ探してる〜。誰もつかまんない』
・・・近場で飲むならお相手しましょうか?
いかん、動悸が激しい。
初めて店の外で会うよ!何を着てけばいいの?
1人ってことはジュンとミホちゃんはいないの?
グルグル考えながら、支度して飛び出した。
連れて行かれたのはうちから徒歩10分の居酒屋。
店構えも可愛くて、前から気になってたけど休みの日は飲まないし。
つまみはケイが適当に頼んでくれて、生ビールで乾杯。
で、ジュンとミホちゃんの話。
「いつからそういうことになってんの?」
「お前の誕生日の時だよ。
お前忙しくて、俺らの席ずっとあの子だったじゃん。
最初は酔っ払って俺にしなだれかかってたんだけど、
トイレ行ってる隙にジュンの方に移動してて。
帰りにはもう泊まったらしいよ。やられたね」
「あらー・・・それはお気の毒でしたね、あなた」
狙ってたのに横からかっさらわれたのね、と思った。
泣きそう。
「いや、別に若けりゃいいってもんでもないし。
もう顔も忘れちゃったよ」
それは強がりかい。
と、そこでケイの携帯が鳴った。お仕事発生。
ケイの仕事は葬儀屋だ。
いつ仕事が入るかわからないから、いつも喪服。
そして飲み始めて30分で仕事が入った。
覚悟してたことなんだけど、すっごい寂しい。
せっかく2人でゆっくり話せるのになー。
「じゃあ、アタシ帰るわ。急ぎなよ」
思いっきり無理して言って、上着を着る。
「いや、ちょっと待って。うーん、どうすっかなー。
戻って来るから待ってて。いや、家で待ってて。
お前寝るよな?寝るなっつっても寝るよな?
よし、一緒に行くぞ!」
気づいたら腕を引っ張られて車に乗せられてた。
「どこまで行くの?いつ着くの?」
「片道1時間ちょいかな。ちょっと飛ばすけど酔わない?
あ、ビールでもう酔ってんのか。姉さん弱いからなー」
「あんたもベロベロじゃん!酒臭くて遺族に失礼だよ!」
「非番だったって言うもん。髭も剃ってねえし。」
「ところで後ろでガタガタ言ってんの何?」
「あ、それ遺体運ぶストレッチャー」
怖いよ〜。運転も怖いし車内が怖いよ〜。
違う意味でドキドキのドライブだよ〜。
着いた。
「15分で話まとめてくるから待ってて。
テレビつけとくから。大丈夫?怖くない?」
「ご親族の方々に見つかるのが怖い・・・」
「すぐ戻るから!大丈夫だから!」
私の頭をポンと叩いて出て行った。
お?と思った。あいつ、こんな感じだったっけ?
元々周囲に気を遣ってるな、とは思ってた。
今も私を誘っといて、すぐに放置するのが申し訳なくて
ここまで連れてきたんだろうな、と。
待たせるのも申し訳なく思ってんだろうな、と。
それが意外に普通に態度に出てる。
やばいって。いい人なところを見せてどうすんの。
本当に仕事は15分で終わった。
で、また地元に戻って飲み直し。
私は極度の緊張でベロベロです。
なんでケイがうちにいんの?
あー、遂に。っていうか、簡単に?
「ちゃんと布団で寝ろよ。じゃ、また来週な」
そう言ってケイは私の家の玄関を開けて出て行った。
『今日は休みだよね?』
・・・いいかげん定休日覚えて。
『はいよ。今日はおうちでごはんですか?』
・・・今、何食べるか考えてるとこ。
『俺は1人で飲むとこ探してる〜。誰もつかまんない』
・・・近場で飲むならお相手しましょうか?
いかん、動悸が激しい。
初めて店の外で会うよ!何を着てけばいいの?
1人ってことはジュンとミホちゃんはいないの?
グルグル考えながら、支度して飛び出した。
連れて行かれたのはうちから徒歩10分の居酒屋。
店構えも可愛くて、前から気になってたけど休みの日は飲まないし。
つまみはケイが適当に頼んでくれて、生ビールで乾杯。
で、ジュンとミホちゃんの話。
「いつからそういうことになってんの?」
「お前の誕生日の時だよ。
お前忙しくて、俺らの席ずっとあの子だったじゃん。
最初は酔っ払って俺にしなだれかかってたんだけど、
トイレ行ってる隙にジュンの方に移動してて。
帰りにはもう泊まったらしいよ。やられたね」
「あらー・・・それはお気の毒でしたね、あなた」
狙ってたのに横からかっさらわれたのね、と思った。
泣きそう。
「いや、別に若けりゃいいってもんでもないし。
もう顔も忘れちゃったよ」
それは強がりかい。
と、そこでケイの携帯が鳴った。お仕事発生。
ケイの仕事は葬儀屋だ。
いつ仕事が入るかわからないから、いつも喪服。
そして飲み始めて30分で仕事が入った。
覚悟してたことなんだけど、すっごい寂しい。
せっかく2人でゆっくり話せるのになー。
「じゃあ、アタシ帰るわ。急ぎなよ」
思いっきり無理して言って、上着を着る。
「いや、ちょっと待って。うーん、どうすっかなー。
戻って来るから待ってて。いや、家で待ってて。
お前寝るよな?寝るなっつっても寝るよな?
よし、一緒に行くぞ!」
気づいたら腕を引っ張られて車に乗せられてた。
「どこまで行くの?いつ着くの?」
「片道1時間ちょいかな。ちょっと飛ばすけど酔わない?
あ、ビールでもう酔ってんのか。姉さん弱いからなー」
「あんたもベロベロじゃん!酒臭くて遺族に失礼だよ!」
「非番だったって言うもん。髭も剃ってねえし。」
「ところで後ろでガタガタ言ってんの何?」
「あ、それ遺体運ぶストレッチャー」
怖いよ〜。運転も怖いし車内が怖いよ〜。
違う意味でドキドキのドライブだよ〜。
着いた。
「15分で話まとめてくるから待ってて。
テレビつけとくから。大丈夫?怖くない?」
「ご親族の方々に見つかるのが怖い・・・」
「すぐ戻るから!大丈夫だから!」
私の頭をポンと叩いて出て行った。
お?と思った。あいつ、こんな感じだったっけ?
元々周囲に気を遣ってるな、とは思ってた。
今も私を誘っといて、すぐに放置するのが申し訳なくて
ここまで連れてきたんだろうな、と。
待たせるのも申し訳なく思ってんだろうな、と。
それが意外に普通に態度に出てる。
やばいって。いい人なところを見せてどうすんの。
本当に仕事は15分で終わった。
で、また地元に戻って飲み直し。
私は極度の緊張でベロベロです。
なんでケイがうちにいんの?
あー、遂に。っていうか、簡単に?
「ちゃんと布団で寝ろよ。じゃ、また来週な」
そう言ってケイは私の家の玄関を開けて出て行った。
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メル友?
2004年2月27日『お父さんにチョコの配達ご苦労さん』
お父さんとはケイの実のお父上。
最初にケイが店に来た時に一緒だった。
親子だったとわかったのはかなり後だけど
やさしくて、楽しくて、エッチなこともしない
すっごくいい人。私のお客ランクNo.1。
下心など微塵もなく
「君がいて楽しいからこの店に来るんだよ」
と言ってくれる。
娘のように心配してかわいがってくれて、日々感謝。
私は父親がダメな人だったから、尊敬してます。
ケイと本当に血が繋がってんの?と思う。
ケイのこともよく褒める。
親バカじゃなくて「子供には楽しい思いをさせてもらってる」って
本音で言ってる。
お父さんがケイを褒めるから、私も結構あおられたんだけど。
お父さんがなかなか飲み歩く人じゃないから
昨日ケイにお父さん分のチョコを預けておいた。
そしたら律儀に渡してくれたらしくて、
「チョコもらったよ〜」って飲みに来てくれたの。
で、一応ケイにご報告。
『オヤジ行ったんだ。領収書渡した?』
が返事。はい、渡しましたとも。
こんな事務的なメールでも嬉しいんだよ。
お父さんとはケイの実のお父上。
最初にケイが店に来た時に一緒だった。
親子だったとわかったのはかなり後だけど
やさしくて、楽しくて、エッチなこともしない
すっごくいい人。私のお客ランクNo.1。
下心など微塵もなく
「君がいて楽しいからこの店に来るんだよ」
と言ってくれる。
娘のように心配してかわいがってくれて、日々感謝。
私は父親がダメな人だったから、尊敬してます。
ケイと本当に血が繋がってんの?と思う。
ケイのこともよく褒める。
親バカじゃなくて「子供には楽しい思いをさせてもらってる」って
本音で言ってる。
お父さんがケイを褒めるから、私も結構あおられたんだけど。
お父さんがなかなか飲み歩く人じゃないから
昨日ケイにお父さん分のチョコを預けておいた。
そしたら律儀に渡してくれたらしくて、
「チョコもらったよ〜」って飲みに来てくれたの。
で、一応ケイにご報告。
『オヤジ行ったんだ。領収書渡した?』
が返事。はい、渡しましたとも。
こんな事務的なメールでも嬉しいんだよ。
初メール
2004年2月24日正確には初じゃない。
ずっと私はメールしてたけど、ケイの方の登録が怪しくて
今まで誰からだかわからなかった、と昨日判明した。
アホか!
でも私も普通の営業メールしかしてなかったけど。
『休みで暇だからメールしてきたな!
たまには早く寝てくださいね〜(クマすごいから)』
これがケイからの初レス。
素直に喜べないですよ。
ずっと私はメールしてたけど、ケイの方の登録が怪しくて
今まで誰からだかわからなかった、と昨日判明した。
アホか!
でも私も普通の営業メールしかしてなかったけど。
『休みで暇だからメールしてきたな!
たまには早く寝てくださいね〜(クマすごいから)』
これがケイからの初レス。
素直に喜べないですよ。